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[音楽ブログ]海外で車に気をつける点のオススメ part.1
免許の取り方・車選び
前回海外に持って行くオススメを紹介しまして、今回は海外・主にアメリカでの車で気をつけるべき点を幾つか紹介しようと思います。
ヨーロッパにおいての知識は薄いので控えます。というか、知ってるのはヨーロッパは「マニュアルが基本」、なのでレンタカー屋もマニュアルしか置いてなかったりするので、僕はマニュアル習ってないので先ず運転できませんw
ヨーロピアンは男女問わず「オートマ車なんか車じゃない」ばりに言いますからね、逞しいっすw
アメリカでは運転免許は非常に安く取れます。僕が取った時でも$15(約1600円くらい)でした。一回支払うと、ペーパーテスト・実技が3回チャレンジできます。今はもう少し高いのかな?とは言っても数ドルしか変わらないでしょう。
ペーパーテストはとっても良心的で日本語版とか他の言語対応してます。また答案用紙もWeb上で運転委員曲(DMV)から出されていて、それさえ暗記してしまえば99%合格します。僕は舐めてかかり、2回目で合格でしたw
実技は隣に監視官を乗せて街中を2~30分指示を受けながら走る感じです。これがハードル高いと言われていて、監視官は嫌な奴役を多分やるよう指示されているのか1回目で受かることはほぼないです。僕は1回でしたがw でも友達とかは9割一発目は不合格でしたね、同乗してくれる相手によるって感じです。
さすが車社会、免許はマジで楽に取れます。が、運転技術は微妙です。
僕も未だに東京の細道とかは自信ないです。
尚、海外の免許を所持していれば、国内の免許に切り替え発行が可能でこれがペーパー・実技両方試験はあるのですがかかる費用が10万円以下で取れます。
教習所通って30万〜払うよりは安いですね。(海外旅行で運転免許は取れませんので、ご注意を。現地で免許取得には有効は査証(ビザ)がないとダメです)
ってちょとズレましたw
車選び車選び。
バンドや音楽でツアーをする場合、アメリカだけでなくヨーロッパなどもそうですが、会場に機材はありません。よって自分たちでフルセット運搬する必要があります。全部です。ドラムセット、アンプ、キャビ全部。
よって、僕らは当時Ford社E350ってモデルを最終的に使ってました。
This photo of Infinity Transportation is courtesy of TripAdvisor
画像がまさしく僕らが使っていた状態と同じ!後ろの牽引している箱の中に機材全てと自分たちの私物を入れ、車内は人間のみって感じです。
これさえあればアメリカ全土自分たちで回れますw これが「最低限」の形です。
お伝えしたいのは、これより下回ると危険だという事。
前記事でSylivaとのレコーディング後3ヶ月間60本ツアーに出発した事を書きました。実はその際はまだ上記の状態ではなかったのです。その時は約70万円くらいしたChevroletのGMC8人乗りでした(ギアメータが凍結して折れたやつ)。このGMCで出発先ず直後に起きたのが…
アメリカの高速道路の一般的なスピートは140KMくらい皆んな出してます。速度制限超えてますが、大体それくらい一般車は出してます。ので早いです。
GMCで高速に乗りその時急いでいたのか、忘れましたが、起きたのが130KMくらい出した時点で後ろの牽引車が左右にブンブン振られました!
そりゃ〜もう振り子の如く、乗ってる側の車も振り切られそうなる(焦)
これは単純にスピード出しすぎなので、速度落としたら落ち着きました😌
が…これが後に効いてくるんです…
この事態に遭ってから僕らは120Km(60mph)以上はスピード出さない!をルールに全員統一、以後同じことは起きませんでした。実はこのルールを3年続けたら、以降何に乗っても120Km以上もう出さずに走るようになりましたwもはやそれ以上出すのがトラウマw他人の乗ってても120Km以上は怖くなります。
さて、その後順調にカリフォルアを出て、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスとアメリカ中西部まで進みました。ここまでは、この3ヶ月ツアーに出る前から2回くらいツアーしてるので慣れたもんでした。この先が全くの未知!
テキサス州から初めて踏み入るアメリカの東側!早速洗礼を受けます…
テキサスのお隣アーカンソー州に入りました。元大統領ビル・クリントン氏の生まれ故郷です。この州のLittle Rock市、Fort Smith市、Fayetteville市と3本連続ライヴがありました。地図はこちら。
3本とも良いライヴ、ギャラも各箇所で$500儲かり合計$1500!当時の僕らからしたらヤッタぜ!って感じでした。
次の街はメンフィス市テネシー州!BluesとRock ‘n Roll発祥の地!
資金も豊富でさぁ行こうとFayettevilleからは一旦高速を南下してMemphis方面の高速に乗り換えます。
が…
Fayettevilleを出発して僅か1〜2時間、運転していたのは確かBassのトオルが、「ウワァァーーーーー!!」って叫び、何事か!?って全員起き上がると、ボンネットから白い煙が吹き出し前が見えない状態(焦 MAX)。
止まれ!止まれー!ってなり路肩に停車。エンジンを切る。メンバーは全員オイル交換時期のチェック、補充・保冷却水のチェック補充・タイヤ交換くらいは出来ます(日本って意外に出来ない人多い印象)。
んが、ここまでの症状は全員初体験なのでもはや自分たちでどうこうできるレベルではないです。再度エンジンをスタートするのも怖い。ってか、試したがかからない…。
ここはアーカンソー州、周りにあるもの…………森。
しかも春なのに、標高が高いところでめっちゃくちゃ寒い…。
冬レベルに息が白い。星がめっちゃ綺麗…。
どうにもならないので、仕方なくAAAっていうロードサービスに連絡。
トリプル Aって会社で誰でも加入できるロードサービスメインの会社でアメリカ全土に支社・提携会社があるので、長期アメリカで旅する人は本当加入をオススメします。
連絡したら到着まで2〜3時間かかると…マジかよ…。
エンジンがかからないので暖房もつけれず、凍える車内でAAAを待つこと2時間、やっと牽引トラックが到着。
トラック荷台に機材車を乗せて、牽引車を牽引するって状態。規模でかいw
出発しようとしたら運ちゃんに
「いや…トラックには後2人しか乗れないんだよ…」
仕方ない暖房を味わえるのは後2人か…って事で英語が最も堪能な俺とドラムのRyozがトラックに乗り、他3名が機材車に入ろうとしたら、
「いや、牽引されてる車の中にいるのは法律違反なんだ….」
はぁ!?!?
いや、無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!
ここは、車内で寝そべって一切動かないからなんとか乗せてくれ、と頼み込みました。不安そうながらも、まぁこんな山奥に3人外に放り出しとくのも無理があると思ったのか、乗せてくれましたw そりゃそうだ!w 普通に凍死するわ!
で、とにかくメンフィス方面の高速に乗り換えるリトル・ロック市の方まで乗せてもらい走る事3~4時間、修理屋さんまで辿り着きました。もう記憶が定かではないですが、早朝に着いて、開くの待って、運よくその日修理開始。車はなんとか、簡易的な修理で「走る」状態にはなりましたが早急に売るのをお勧めするとかなんとか言われた記憶があります。
んがパート2。ここまで全体にかかった費用が…
$2000超え…ORZ…
せっかく稼いだお金もパァーーーーーーーとなくなりました(T▽T)ahaha
ええと、書いてたら思ってた以上に長くなりそうなんでパート分けしますw
続きはまた明日。どうなる俺ら!?この先まだまだツアーは続きます。
当時の現時点までの走行感は以下参照。