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【音楽ブログ】ミュージシャンとしての活動方法を転換

2020.03.17

これまでのやり方はお金の無駄です

ど頭から偉そうに言ってますが、本気でそう思っているので、いつも通り正直に書きます。

ちょっと後輩に色々手伝ってもらう途中、車で移動してる間とかに色々話をして気づいたことがあったので書きます。その彼も30代になり、現在もバンドを活動しつつ毎日仕事に励んでいます。素晴らしい。
ただ、バンドの活動方針が「数曲のミニアルバムを作って今年ツアーしようと思っています」だったので、そんなやり方は無意味だとバッサリ切り裂いてやりましたw

はっきり言って、今は「ツアー」と言う形で集客をするのはSSS級ランクで難しいです。
良い曲、良いライヴをすれば勿論その場にいたお初のお客さんが付いてくれる可能性はゼロではないですけど、どう考えても割に合わないです。
バンドをやっていれば分かると思いますが、とにかくお金がかかります…。
「ROCK ‘N ROLLには金かかる〜♫」って泉谷しげるさんが歌っている通り、音楽続ける事って儲かる事よりも支出する方が圧倒的に多いです。
お金だけなく、時間・体力・知力・能力、色々使います。
では、それだけのエネルギーを注ぎ込んで、何処か地方へ行き数人のお客さんの前でライヴをする…大赤字…
これはもはや趣味。仕事にはならないですよね…。趣味で良いならOKです。
俺もちょっと前までツアーやってました、まぁ50人見込めれば何とかなるかな…くらいの気持ちでしたが、やはり場所によっては ORZ….って感じです。

改めて考えてみても、今はYouTuberが強烈な動員とかを作る時代です。
YouTuberだけでなく、Instagramerもそう。
要はWEB上で人気があれば、集客・動員にだってつながるって事ですよね。

ここからミュージシャンのあなた!大事だと思うから読んでね!

俺もバンドを始めた頃はまずYouTube, Instagramなんて無いです。
Twitterすらないです。今はもはや世の中的にはユーザーの少ないMySpaceとmixiが始まった頃で、携帯だって勿論ガラケーしかなかったのでスマホで音楽聴くなんて無いです。
だから!
我々はツアーするしかなかった。とにかく足を運んでライヴを見せる事が重要でした。
誰もスマホ1台で画面越しにパフォーマンスを見せる・魅せる事が出来なかったから。

しーかーも、運の悪い事にその頃はCD屋が消え始めた時でもあります。
俺もSupeを初めてアメリカ国内のTOWER RECORDSに流通した時、わずか半年で店舗がバタバタとなくなりました。TOWER RECORDSからは「CDの返品が必要の場合はこちらの書類をご確認・サインください」と超ぶ厚い書類が届き…内容も難しい英語で…
20代だった俺は面倒臭すぎて捨てしまいました…。

本当時代の変化に飲み込まれた世代だと思う

変わるは変わる、CDがなくなったら、DOWNLOAD、でストリーミング配信。
各種SNS。進化が早すぎるってくらい追いつくのが大変です。
我々より一回りくらい上の世代になると、いわゆる古典的な活動がメインストリームだったので、「非常にコアなファンが多く」逆に世が新しいコンテンツを出せばそれに「乗るだけ」でファンを楽しませる事が出来ているのでラッキーだよなぁって思います。

しかしここで朗報。諦めない方が良いと思う理由。

俺は本当に今ストリーミング配信・サブスクが出来て超嬉しいです。
いや、これが20代の頃からあったのなら…全てのバンドが今違う道を進んでいたでしょう…悔しいけど。

でもね

これはあくまで「俺の考え」なのでご自身で30代超えの皆さんも考えてみてください。
YouTubeや人気SNSの人達が動員・集客あるってのは彼らがそこで努力をしてきたからなんです。我々ミュージシャンが音楽とライヴというのに着眼点を置いていた中、動画やSNSが楽しいと思った人達がYouTubeとかを始めて今に至る。
しかし!ここで考えてみてほしい。
血が滲むほどの努力をして場数を踏んできた我々バンドマンのパフォーマンスがYouTuberなんかに劣る訳が無い!
俺はそう信じてます。30代でバンドマン、それなりに場数を踏んできたでしょう。
ちょっとやそっとじゃ折れない強いハートも持っているでしょう!
そう、実際にステージに立って演奏・パフォーマンスをしたら我々の方が圧倒的に有利なんです。色々な現場に立ってきましたよね?
仮に目の前がYouTubeのファンしかいなかったとしても、彼らを魅了できるライヴを俺はできる自信があります。あなたにもあるのでは?
確実にYouTuberより上手にお客をノセられるでしょう。

正直に言いますが、何度かYouTuberやSNS系の人の音楽ライヴ・イベント見ましたが…
はっきり言って上手ではないです。
全員がそうと言う訳でもないし、演奏とかそう言う事じゃなく、なんか???ってなる
(因みに100戦練磨の俺の意見です。バカにしてる訳でなく、世界で1000本以上ライヴをしてきた「玄人意見」であるのを理解してください)
これからレベルも上がってくるでしょうけど、まぁ時間かかるでしょう。
ステージの上ってそんな甘くない。演奏がダメでも魅了されるライヴだってある。
反対に演奏が上手でお金かけたイベントでも「クソだな」って思われる事もある。

だからチャンスです

1年はコツコツとONLINEの世界で努力してみるのはどうでしょう?
経費かけて地方ライヴしたり、見込みの少ないCD製作したりするよりは確実性が高いと思います。

大事で、勝負どころは1つだけ。

独創性
1人1人必ず個性はあるのだから、それを前面に伸ばすのが大事だと思います。



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