[音楽ブログ]商用vs芸術

結局どっちもできないと残らない

今回は答えの無いテーマなので。一緒に考えてみてください。
昨日、ちょっとした打ち合わせの中で音楽ビジネスの話になりました。
片方は音楽を商用として捉え、ニーズのある音楽、歌詞、マーケティングを重視する考え方。簡単に言えば確実にお金になる音楽制作。

僕は商用は後、お金は後に着いてこいって考え方で音楽を作ってました。
大事なのは自分がその時何を作りたいか、世の中の風潮、流行なんて知ったこっちゃない。とにかく、まずは自分が凄いって思えるものを作るのが先決。
勿論その過程で、ファンが喜ぶ、楽しめる、合唱できるなどの「寄り添い」を考えて制作してます。でも自分が納得いかないものは作らない。


以前の記事でも書いてた事と通ずるので、やはり商用は大事にしたいところですね。でも、「己の芸術」を曲げるのも嫌です。
商用で音楽を制作する際、正直「己」は殺します。自分のこだわりは一切無し。
大事なのは、それを使うミュージシャンにとってベストかどうか。そのファンが楽しめるかどうか。テーマに合っているかなどなど。
これまでにも、音楽、歌詞、歌唱、など提供するお仕事はやってきました。
おそらく、自分の作品が仕上がるより1000倍は早いですねw
別に手を抜いてる訳ではないです。提案がすんなり通ってしまうので早いって感じです。あらゆる技術・アイディアなど蓄積してきたので、与えられた仕事に対しての吸収力とアウトプットが楽だといつも感じます。ただ、出来たものに対しては自分の作品ほど感情移入がない。

反対に自分の作品はアホか?ってほど時間がかかる。
以前も話した通り9月に発売したアルバムは制作に1年半もかかりました。。。

「音楽制作の上で何が一番大事か」と言うのが会話の内容だったのですが、突き詰めるとお互い考えが違う、水と油くらい混じらない考え方なので、討論にはならなかったですね。お互い、そうなんだと思うだけですw

その後、考えてみました。みんな何を想って作っているのだろう?と。
仕事として受ける音楽、自分で作る音楽。究極を言えば売れてしまえば勝ちなんですが、では売れるとはどこまで行けば売れてるのでしょう?

最近、職場では同僚たちが同世代なので業務をしながら流れてくる音楽は90年代物が多いですw 邦楽ならWANDS, T-BOLAN, CHAGE & ASKAなど、洋楽はかなり幅広いですがFoo Fighters, NICKLEBACK, DAUGHTRY, MR.BIG, POLICEとか。改めて聞くと本当最高だなぁ〜って思います。

ではこの人達は売れてると言えるのか?勿論僕らの世代からしたらBIGアーティストです。しかし、現代で考えるとどうでしょう?知らない人の方が多いかも。。。
今をときめく、Ariana Grande, Taylor Swift, Colplay、あいみょん、星野源なども売れてるのでしょうか?上記のArianaとColdplayは聞きますが、他は全くというほど僕は聞きません。まぁ実を言うならArianaもColplayもリード曲は聞くけど、アルバム全部聞く事は無いですね…。でも現代のBIGアーティストですよね。

僕の中で上記は、時代にあった「旬なアーティスト」だと思います。
何故かと言うと彼らが出した1曲1曲が余り長く続くと思わないからです。
バカにしてるわけじゃ無いので!
どういう事かと言うと、SEX PISTOLSのANARCHY IN THE UK、名前は知らなくても流れれば大抵みんな聞いた事ありますよね?
NIRVANAのSMELLS LIKE TEEN SPIRIT、これも同様。
他にもBeetles, Rolling Stones, KISSの曲とか未だにテレビでもバンバン使われる曲があります。80年代に近づけば近づくほど、息の長〜〜い曲が多いですね。
勿論、最近でた曲は時間がまだ経ってないのでこれからどうなるかは判断できませんが、なんとなく同じ年月がまた経っても上記のアーティストの曲は残っている気がするんです。皆さんはどう思います?

そこで、気づいたというか、思ったのですが現代の商用・芸術どちらを重視していたとしても、ほとんどが上記に挙げたような80~90年代の延長音楽ではないか?って。
この辺の時代って色々急激な成長期であったと思います。だからその分、音楽も全て新鮮だった気がします。「売れるメロディはこれだ!」とか「大衆受けするサウンドはこれだ!」みたいなテンプレートが生まれた時代だと思います。
トレモロっていうエフェクトがあるのですけど、それが無い頃はスピーカーの前に扇風機を置いてレコーディングしたっていう話をKORNのメンバーが言ってたのを覚えてます。斬新w

現代ではその頃生まれたサウンドが「パソコンで誰でも作れる」に変わった感じですね。その分、サウンド制作に対する「価値観」も下がった気がします…。
手に入りやすい=感動が薄い となってるかと。

初めに書きましたが、特に今回答えがあるわけでは無いです。
でも、結果商用・芸術両方持ち合わせてないと、自分が「死んでも残る」作品にはならないのかなと思います。
息の長い曲を書いたアーティストたちは必ずその「時代を変える」メッセージがあったと感じます。イギリス不況の中のSEX PISTOLS、戦争などに対するメッセージが多かったBeetles, ぶっ飛んだ格好で「悪魔」だと言われながらも超ハッピーな曲を歌うKISS。固定概念や先入観が強い時代の中で「闘う」姿勢があったアーティストはやはり亡き後もパブリックイメージとしても残ってると思います。

正解のない話です。でも、これだけは言いたい。昨日twitterにも書いたけど。
仲間や近くにいるアーティストがドラッグで逮捕されたとかで、SNSは大荒れしますよね。大麻、覚せい剤…まぁ色々と。
その中でアーティストが否定だったり、馬鹿にしたり、説法唱えたり。

マジでダサい。
それに乗っかった人が「そんな事しなくても良い音楽作れてこそ本物のミュージシャン」とか綺麗事並べてくる…。コンプライアンス、コンプライアンス…
吐き気がする。貴様が作ってから言えって台詞ですね。

ならば、お前ら絶対NIRVANA 今後聞くなよって思います。
あ〜ヤバい、ドラッグ経験のあるアーティストを国内ならず海外まで考えたら相当多いし、それらを良い音楽ではないと言い切るなら聞ける音楽かなり減りますね。
僕はドラッグは一切肯定しません、ダメです。
でもヤク中が作った音楽だからと言って、音楽がヤク中ではない。
NIRVANAは最高にかっこいい、Kurt Cobainは100%大麻吸ってます、コカイン中毒者でした。でも、格好良いです。他にもそう言うアーティストたくさんいます。こんなダメな事してるアーティストであっても「格好良い!」って憧れたのが少年の頃の俺だった。それを大人になって、自分の持論ができたとは言え、身の回りのアーティストがドラッグで逮捕されたとかで、彼らの芸術を否定をしてしまったら俺は自分の憧れも否定する事になる。

ちょっと前に仲間が逮捕されました。
その時のSNS風潮が本当に俺は嫌いだと感じました。
俺はそいつが今も変わらず「格好良いアーティスト」だと思います。






答えないと書きましたが


答えが書いてたら見えてきたかも




きっと、今の時代に、コンプライアンスに、風潮に、


馬鹿でかい中指立てられる様な怖いもの知らずなアーティスト出てきたら絶対商用・芸術の両方兼ね揃うかも 笑

時代を変えるアーティストになれるかも



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